セミナー・イベント

開催報告書

第1回 知的財産権セミナー ~知らずに権利を侵害しないために~
輸入ビジネスを始める前に 「並行輸入を知る~事例から学ぶ商標権~」

今年度の知的財産権セミナーは、輸入ビジネスを始めようとしていらっしゃる方々を主な対象として4回シリーズで展開していきます。第1回目は「並行輸入」を取り上げました。

日程 2008年07月25日 13:30~16:00
会場 池袋サンシャインシティ・ワールドインポートマートビル5階
コンファレンスルーム Room4
主催 (財)対日貿易投資交流促進協会(ミプロ)

「並行輸入を学ぶ前に」
講師:(財)対日貿易投資交流促進協会 知的財産等対策室 主任調査研究員 棚澤 葉子

 知的財産権について詳しくない方々に、分部氏の講演を聴く前の予備知識ともなるよう、「並行輸入とは何か」について商標権との関係を中心に「知らずに権利を侵害しないためのポイント」を解説しました。
 具体的には並行輸入ビジネスにおける最大のリスクは仕入れる商品に模倣品等が紛れ込まないかという点にあること、一つの商品に複数の知的財産権が存在すること、そして並行輸入に対する内外の動向など、並行輸入に関する基本的な事柄についてお話しました。

「並行輸入を知る ~裁判例から学ぶ並行輸入と商標権侵害~」
講師:経済産業省 模倣品・海賊版対策総合窓口  模倣対策専門官 弁護士 分部 悠介 氏

 まず日本において商標権の並行輸入に対する方向性を示した判例として、パーカー事件、フレッドペリー事件について詳しい説明がありました。
 後半は並行輸入が許される具体的要件となる商品の真正商品性や内外権利者の同一人性、品質の実質的同一性という観点が争点となった判例の解説がありました。また、輸入ビジネスリスク回避の観点から、ライセンス契約違反商品や輸入業者の注意義務に関する判例とともに、詰替え、再包装、小分けといった行為が商標権の品質保証機能を阻害するといった判例などが紹介されました。
 盛り沢山の内容で、講師の話も大変わかりやすく、ご参加の方々に大変高い評価をいただきました。

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