セミナー・イベント情報

開催報告書

「円安でも円高でも勝ち残る 輸入のビジネスモデルと知的財産権」

 今年度ミプロ知的財産権セミナーは、輸入販売したい商品を見つけた時から始まるリスク回避のための確認手順を示しながら、商標権を中心として「並行輸入」「J-PlatPatの活用」「侵害リスクの調べ方」と「契約」といったテーマで開催して参りました。最終回となる今回セミナーでは、為替動向にあまり影響を受けない輸入ビジネスモデルとして、オリジナル商品等の発掘・開発を示し、その知的財産権リスクについて学びました。商標権のみならず意匠権や著作権、不正競争防止法といった他の知的財産権や、契約についても網羅する総括的な内容について、2時間みっちりと講演が続きましたが、参加者(26名)の皆様からは「わかりやすかった」と高い評価を頂きました。

日程 2017年01月25日
会場 池袋サンシャインシティ ワールド・インポート・マート・ビル6階 ミプロ内会議室
主催 (一財)対日貿易投資交流促進協会(ミプロ)

講師: 光和総合法律事務所 弁護士 竹岡 八重子 氏

 はじめに、売れ筋商品を低価格で転売するというのではなく、オリジナル商品(日本で売られていない商品など)を扱うことで、「価格」ではなく「価値」によって顧客を獲得する戦略を選択した場合、どのような知的財産権リスクが生じるだろうか、という本日のテーマが提起されました。

 まず、日本で発売されていない商品(地域限定品など)の輸入と知的財産権について、並行輸入の観点からいくつかのケーススタディーによる説明がありました。

続いてオリジナル商品を開発する場合について、人気の生地などを素材としての利用する、あるいは他社商品イメージの活用等に存在する権利侵害リスクについて、裁判例を活用しながら具体的な事例が挙げられました。また、近年、中国での商品開発に伴う輸入事業者の被害が多発していることについて、講師より注意喚起がありました。

 最後に日本においてオリジナル商品を扱う場合、独占販売権や輸入総代理店となることについて、法律面から見たメリットと、その契約書に入れておきたい重要条項の英文例が紹介されました。

 広範囲で多くの情報を網羅した今回のセミナーでしたが、事例を挙げながらの明確な講師の説明によって、多くの参加者の理解が得られたようでした。

参加者からのコメント

多くの方から高い評価をいただきました。以下にコメントの一部をご紹介いたします。
・今後輸入を始めるに当たって必要な知識が得られました。
・輸入ビジネスにおける意匠権や独占販売権がどういうものか知ることができた。
・模倣品の事情や法律について知る事ができた。
・これから始めたいと思っているため、全てが役に立った。
・実例を使った分かりやすいセミナーだった。
・判例を交え説明が明快でした。
・事例等とても参考になりました。ありがとうございました。

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