mipro(ミプロ)一般財団法人対日貿易投資交流促進協会

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小口輸入に関するQ&A-雑貨

電子タバコ、電子タバコリキッドを輸入・ネット販売

Q22.
電子タバコ、電子タバコリキッドの輸入・ネット販売を考えています。 以下の(1)~(5)について教えてください。

(1)電子タバコ、リキッドの輸入・販売に資格は必要ですか。

電子タバコのリキッドに医薬品成分のニコチンが含有している場合は、医薬品医療機器等法による承認(有効性や安全性などの確認)を受ける必要があります。しかし、国内で承認された製品はありません。販売されている製品の多くにニコチンを含有していることが国民生活センターの調べで発覚し、医薬品医療機器等法の無承認無許可医薬品として違法であることが問題となっている商品です。詳細は、下記 厚生労働省ウェブサイトの注意喚起に関する情報をご参照ください。

ネットで仕入れた電子タバコ(リキッド)にニコチンが含有しているかどうかを確認しないで輸入し、販売することは違法となる可能性が高く、難しいと思われます。
なお、医薬品医療機器等法の規制対象となる場合の製造販売承認の取得等については、東京都のウェブサイトをご参照ください。

(2)海外のサイトから購入する場合、海外サイト(売り主)に個人輸入とは別の処理をしてもらう必要がありますか。

少量の輸入では、税関で個人使用(個人輸入)と間違われる可能性がありますので、インボイスに「WHOLESALE」と記入したり、税関告知書には、輸入の目的が、「商用commercial use」であることを明記する必要があるので、輸出者にその指示をなさってください。

(3)輸入ビジネスをする際に、特別な許可等は必要ですか。

輸入ビジネスをすること自体に特別な許可は必要ありません。ただし、取り扱う品目によって、事前に許可が必要なもの(化粧品、医薬部外品、医薬品等の医薬品医療機器等法関連品目)、 免許が必要なもの(酒類)、輸入時に届出が必要なもの(食品、食器等の食品衛生法関連品目)等があります。また、販売時に表示や技術適合確認等の規制のあるもの(衣料品等の家庭用品品質表示法関連品目、電気製品等の電気用品安全法関連品目)など品目毎に手続きは異なります。

(4)国内に到着した際にはどのような手続きをすればよいですか。

国際郵便EMSまたは国際宅配便での輸入通関の流れ、諸注意については、下記の東京税関ウェブサイト、日本郵便のウェブサイトをご覧ください。

(5)輸入ができない場合、どのような理由が考えられますか。

輸入者は、税関に輸入申告と関税の納税をしますが、輸入申告を受けた税関は書類を審査し、必要に応じて商品を検査し、関税等の納付を確認して輸入を許可します。その際、税関は関税三法に基づき通関を許可しますが、関税法に基づき輸入が禁止されている品目は、輸入できません。詳細は、下記 税関ウェブサイトをご参照ください。また、食品衛生法、医薬品医療機器等法等の他法令の規制対象となる品目については、それぞれの所轄官庁の許可を取得する必要があります。
詳細は、ミプロ発行資料「輸入販売法規ガイド~総合編」 第1章 輸入にかかる日本の法制度 を参考になさってください。

参考:

※ミプロ発行資料について
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(更新日:2017年8月4日)

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