1.お問い合わせのボリュームですと、船便での輸送が一般的と思われます。
2. 船便の場合、通関などの手続きは通関業者に依頼するのが一般的ですので、通関業者に直接お問い合わせになってみるとよいでしょう。通関業者は税関単位の会組織を持ち、日本通関業連合会という全国組織を有しています。通関業者は各々に得意とする商品分野がありますので、輸入港の通関業会に問い合わせて紹介してもらい、見積もりをとるとよいでしょう。なお、通関業者のリストは同連合会ウェブサイト掲載の「通関業者検索システム」というデータベースでも検索可能です。
3.4.通関という業務は、依頼された貨物をどのように扱うか物流構築と密接な関連があり、通関業者は国内トラック輸送業、倉庫業などを兼ねているのが通例で、国内外の物流に関して豊富な知識を有しています。目安として全国展開をしている貨物輸送業者を考えてください。これらの輸送業者は例外なく成田空港など主要空港に通関部門を有していると考えられますので、各地の営業所経由で問い合わせてみる方法もあります。
輸入に関する費用としては一般に下記のようなものがあります。
(1)商品仕入れ価格(輸出国本船渡価格)
(2)海上輸送費
・運賃
・海上保険料
(3)輸入関税 等
・関税
・内国消費税
(4)輸入諸経費
・船卸費用・陸揚費用(海上輸送費に含まれる場合もあります)
・輸入通関諸経費
・輸入検査料
・倉庫料
・国内輸送料
(5)銀行関係費
・手数料
・銀行保証料
・金利
(6)輸入業者諸経費
・通信費
・管理諸経費
また、関税については税関の「実行関税率表」で調べるか、税関相談官室に直接確認することもできます。
(自動車部品は「第17部 87類 鉄道用及び軌道用以外の車両並びにその部分品及び附属品」に該当し、この場合無税になると思われます。)
なお、関税は商品代金だけでなく、送料、保険料も含めた合計(CIF価格)に関税率をかけたものとなります。
輸送については、ミプロ発行資料「最適な輸送手段の選び方」もご確認ください。
※ミプロ発行資料について
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(更新日:2018年1月31日)